試合日程・結果

文部科学大臣杯第57回全日本大学男子ソフトボール選手権大会

日時:2022年9月10日(土)〜9月12日(月)

場所:富山県富山市

ファイル: 大会結果.pdf 打撃の記録.pdf 投手の記録.pdf

結果

優勝:環太平洋大学(6年ぶり3回目)   準優勝:京都産業大学

3位:早稲田大学・岐阜聖徳学園大学

最優秀選手賞:谷口将隆(環太平洋)、優秀投手賞:景山蓮(環太平洋)

優秀打撃賞:水川翔太郎(京都産業)、敢闘賞:内谷陽輝(京都産業)


環太平洋大学                                  京都産業大学                







早稲田大学                                   岐阜聖徳学園大学







大会概要(JSF456号から転載)

大会記録長 本部 亨

 本大会は今年も富山県富山市の岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場を会場に開催され、全国9ブロックの代表チームが「大学日本一」の座をかけ、3日間にわたる熱戦を展開した。

 未だ新型コロナウイルスの影響が懸念される中ではあるものの、(一社)全日本大学連盟、(一社)大学スポーツ協会(UNIVAS)、富山県協会、地元自治体、地元関係各位のご支援・ご協力により、無事全日程を終了することができた。

 天候にも恵まれ、「さすが、男子ソフトボール!」と感じさせるスピーディーかつ迫力満点の熱戦・激闘を勝ち上がり、ベスト4に名乗りを上げたのは早稲田大(東京)、環太平洋大(岡山)、岐阜聖徳学園大(岐阜)、京都産業大学(京都)の4チーム。それぞれが最終日、大学男子の「頂点」をかけた最終決戦に挑んだ。

<準決勝>

早稲田大学 00000  :0

環太平洋大学01052x  :8 ※大会規定により5回得点差コールド 大会速報

 環太平洋大学は2回裏、3連続四死球等で満塁と攻め立て、一死後、9番・木之本がレフト前タイムリー。三塁走者を迎え入れ、1点を先制すると、1点をリードしたまま迎えた4回裏にも四球、ヒットで無死一・二塁とし、代打・植田がレフト線へ走者一掃のタイムリースリーベース。さらにワイルドピッチで一死三塁と再びチャンスを作り、3番・奥間がレフト前タイムリー。その奥間も盗塁を仕掛け、これに捕手の悪送球が絡み、三塁まで進塁。4番・谷口のライトへの犠牲フライで生還し、この回一挙5点を追加した。

 環太平洋大学は続く5回裏にも一死二塁から8番・大城がトドメノの左越ツーランを叩き込み、ここで大会規定により5回得点差コールドが成立。試合は予想外ともいえる「一方的な展開」となり、8-0で圧勝した環太平洋大学が6年ぶりの決勝進出を決めた。


<準決勝>

岐阜聖徳学園大学0000200:2

京都産業大学  010030x:4  大会速報

 京都産業大学は2回裏、一死から連続四球で一塁・二塁とすると、8番・南埜のセカンドへの当たりが相手守備の乱れを誘い、この間に二塁走者が一気に生還。1点を先制した。

 5回表に自らの守備の乱れで2点を失い、京都産業大学だったが・・・・迎えたその裏、四球、内野安打で無死一・二塁とし、一死後、3番・三澄が三遊間を破るタイムリーを放ち、同点。なお一・二塁の好機が続き、ダブルスチールで二・三塁と攻め立てると4番・清水はショートゴロに倒れたが・・・・この間の一瞬の隙を突いて三塁走者が本塁突入。この思い切った走塁に焦った一塁手の本塁悪送球となり、二塁走者もホームインし大きな2点を追加。結局この回に挙げた得点が決勝点となって京都産業大学が4-2で勝利を収め、27年ぶりの決勝へ駒を進めた。


<決勝>

環太平洋大学0100214:8

京都産業大学0001001:2    大会速報

 環太平洋大学は2回表、二死三塁から7番・岩松の三遊間を破るタイムリーで1点を先制。4回裏に同点に追いつかれたが、その直後の5回表、四球、バントヒット、送りバントで一死二・三塁とし、代打植田の一・二塁間を破るタイムリーで勝ち越しに成功。続く4番・谷口にも三遊間突破のタイムリーが跳び出し、リードを2点に広げた。勢いに乗る環太平洋大学は6回表にもこの回先頭の7番・岩松が「会心の当たり」の左越ソロホームランを叩き込み1点を追加。7回表には相手守備の乱れと代打・福山の走者一掃のタイムリーツーベースで一挙4点を加え、勝利を決定づけた。

 守っては、井上、景山の投手リレーで京都産業大学の反撃を2点に抑え6年ぶりの「歓喜」爆発!環太平洋大学が8-2で快勝し、3回目の「大学日本一」に輝いた。