連盟について

ごあいさつ

●大学ソフトボール連盟のミッション

 全日本大学ソフトボール連盟は2022年5月11日に法人登記が完了し、一般社団法人全日本大学ソフトボール連盟として新たにスタートしましたことをまずはご報告申し上げます。私どもの活動の趣旨について定款を一部抜粋しご説明申し上げますと、目的は、全国の大学ソフトボール団体を統轄し、大学ソフトボールの普及・ 発展、振興及び競技力向上を図るとともに、ソフトボールを通して学生の心身の健全な発達及び我が国のソフトボールの発展に寄与することを掲げています。

 目的を達成するための具体的な活動としては、(1)大学ソフトボール競技会の企画、運営及びその開催に関する事業、(2)大学ソフトボールの普及・発展、振興及び競技力向上に関する事業 、(3)ソフトボールの国際競技会に派遣するチームの編成並びに当該チーム及び選手の派遣に関する事業、 (4)ソフトボールの指導者、審判員及び記録員等の育成に関する事業、(5)ソフトボールに関する研究・調査の推進 、(6)ソフトボールに関する講演会・講習会等の開催 、(7)その他この法人の目的達成のために必要な一切の事業、以上7項目に各担当責任者を配置し、法人としての社会的責任を自覚し、今まで同様に大学連としての立ち位置を忘れることなく日本のソフトボール種目の普及と発展の一助に努める所存です。


●競技会開催のご支援に衷心より御礼

 活動の中心となる競技会の運営は、全国を9ブロック(北海道・東北、関東、東京、北信越、東海、関西、中国・四国、九州・沖縄)に区分し、それぞれの地区学連が地域におけるリーグ戦や全国大会の予選会を開催しております。それら大会を勝ち進んだ大学は、文部科学大臣杯全国大学男女ソフトボール選手権大会(通称・インカレ)へコマを進める仕組みとなっています。インカレは公益財団法人日本ソフトボール協会やスポーツ庁、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)のご協力を得ながら企画・運営されています。1966年に第1回大会が開催されてから積み重ねてまいりました本大会は、今年で57回目を迎えます。半世紀を超えてもなお継続できておりますのは、ひとえにご理解とご尽力をいただいた都都道府県ソフトボール協会のご支援の賜物であることも申し添えさせていただきます。多くの皆様へ重ねて衷心より御礼を申し上げます。


●引き続き皆様のご理解とご支援へのお願い

 さて、スポーツ活動はヒューマンスキル向上・獲得の一手段であることは疑いの余地がありません。ベースボール型種目の特性として、戦術の一つに犠打があります。自己の打撃の機会を犠牲にして走者を生かし、同じ目的を共有する仲間のためにプレーします。また、活動環境を提供してくださる方や指導者を敬い、チームの仲間を慈しみ、そして対戦する相手に敬意を持つことも忘れてはなりません。このように、自己を取り巻く周りのものの支えによって自らがスポーツに取り組めているという日本のスポーツ文化の核心部分を常に認識しながら、今後も引き続き大学連としての使命を果たしていくことをお約束いたします。

 また、大学生のソフトボール活動は、大学生自身が卒業後に社会で活躍・貢献するための指導・実践の場でもあります。人間は一人ひとりの個の力は決して大きくはありません。仲間同士で支え合い共に手を携えることで、さまざまな課題を乗り越え前に進むことができます。選手たちは皆、大学生活のなかで、多くの障壁を経験し、自らの力で、また仲間と共に、困難な状況を克服していく術を身に付けた者たちです。大学連としても、社会人としての要件を備えるために勉学とスポーツを両立させ、お互いに切磋琢磨し、人間力の向上に努める学生たちを応援し続けていきたいと思っております。社会や人のために貢献できる人材育成に取り組んでいくことも、大学連の大きな使命の一つと我々は心得ております。

 一般社団法人化がなされたこれからも、引き続き以前と変わることなく大学ソフトボール連盟に対し多くの皆さまからご支援とご鞭撻を賜ることができましたら幸いでございます。重ねてお願いを申し上げます。